「最悪です」通りの内容 松山英樹はイライラ募る初日29位
【マスターズ初日(オーガスタ・ナショナルGC)】
マスターズ出場はアマ時代を含めて5年連続7度目の松山英樹(26)。ここ3年は2015年5位、16年7位、17年11位とオーガスタナショナルGCとの相性がよく、日本人プロで一番メジャータイトルに近いと大きな期待がかかる。
だが、今年は3連覇のかかった2月のフェニックスオープンで左手親指付け根の痛みから棄権。そこから1カ月以上もツアーを休み、復帰後のアーノルド・パーマー招待は49位に終わり、WGCデルマッチプレー選手権は予選リーグ敗退とマスターズに向けて調整が遅れていた。
だから大会前日に「(調子は)最悪です」とこぼしたのだが、その通りのプレー内容になった。
■2オン可能なパー5でバーディなし
鏡のような高速グリーンといわれるタフな会場ではパー4で崩れないように耐え、2オン可能なパー5でバーディーを奪ってどれだけスコアを伸ばすかが上位進出の決め手になる。ところが初日の松山はパー5で1つもバーディーを奪えなかった。2番は2オンに成功しながら、3メートルのバーディーチャンスを決められずに3パット。8番はピン上からの2.5メートルが入らず、13番は1.8メートルも外れた。