最終日スパートもV圏外 松山英樹が抱える左手親指の爆弾
「練習の鬼」といわれる松山がマスターズ前は左手親指への負担を考え練習量をセーブしていたという。完治していなければ、いつ、「ゴルフができなくなるほどの痛み」が再発してもおかしくない。故障の不安を抱えてプレーを続けることは、精神的にマイナスに作用し、患部を気にしてこわごわクラブを振ればスイングを崩す原因にもなる。松山は今週帰国し、14日には楽天―西武戦の始球式に出るそうだが、患部が完治しないと、一生メジャータイトルには手が届かないかもしれない。
▼松山のコメント
「ケガの影響は関係ない。ケガをした中で、できることはやったのでそれは成功ではないか。課題として、ケガしない体、技術的にはいろいろあるが、言い始めたらキリがない。4日間できたことは想像していなかった。調子を考えると、よく予選を通れた。今後のトレーニングも痛みが出ないようにするのはどうしていいかわからない。少しずつできていければいい。小手先ゴルフでここまでやってきたが、しっかりしたものをつくらないと、ここでは勝てない」