欲しいのは“ツヨカワ”女子 TV局が三浦桃香に期待するもの
【KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日】
「やっぱり女子プロは、ゴルフがうまいだけじゃダメなんです」
比嘉真美子(24)が逆転優勝でツアー通算4勝目を挙げたが、トーナメント中継の視聴率を気にするテレビ関係者がこう漏らした。
昨年の女子プロ最終日の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ。関東・地上波)は前年比0.5ポイント減の4.7%まで落ちた。最終日の視聴率が5%を切ったのは、2002年(3.8%)以来15年ぶりとなる。ギャラリー数の59万1643人は前年に比べて11%以上も増えているのに、優勝争いをテレビで見る人は減っている。
「昨年は人気プロのイ・ボミ(29)が不振(優勝1回、ベスト10入り7回)だったのが大きい。ファンは“ツヨカワ”を求めているので、比嘉や成田美寿々(25)、若くても畑岡奈紗(19)や勝みなみ(19)では正直数字は取れない。だから、三浦桃香(19)の頑張りに期待しているんですよ」(前出のテレビ関係者)
今季の三浦はQT34位資格で開幕戦から7戦連続出場。6月の第1回リランキングまではほとんどの試合に出られる。4試合目のアクサ女子では、2日目まで首位に立ちながら、最終日に75と崩れて10位タイに終わった。
「優勝がベストだが、せめて優勝争いに何度も顔を出してくれたら……」というのが、テレビ関係者の本音のようだ。