打撃フォームも要因か 日ハム清宮に執拗な“内角攻め”の壁
大きな放物線を描いた。22日、日本ハムの清宮幸太郎(18)がロッテとの二軍戦で右腕・阿部の真ん中やや外寄りの149キロ速球を捉え、3号本塁打を放った。
この日は左前打もマークして2安打。20日のロッテ戦でも2本塁打しており、徐々に調子を上げてきた。試合後の清宮は本塁打について、「来た球を打った感じ。上がり過ぎちゃったと思ったら、入ってくれた。今まで変化球しか打てていなかったので、速い球を初球から打てたのは良かった」と話した。
一方で、執拗な内角攻めも受けた。2本塁打した翌21日の試合からその傾向は顕著で、同試合で4タコに終わると、この日も1、2打席目は左腕の藤岡に徹底して内角を突かれ、それぞれ中飛と二ゴロに倒れた。清宮は「内角をうまく攻められている。ファウルになった球など打てない球ではなかったと思う。まだまだ課題はある。後々、打てるようにしたい」と言ったが、さる日本ハムOBはこう話す。
「ロッテは右投手、左投手に限らず、清宮は内角球に反応しきれていないと判断している。ホームベースから離れて打席に立ち、なおかつオープンスタンスで構える。投手から見ると内角が広く空いており、投げやすいのです。ただでさえ打ちづらい左投手に内角を使われたら、攻略は難しくなるのではないか」