稀勢&高安が共倒れ…田子ノ浦親方に向けられる厳しい視線
角界では田子ノ浦親方の評判はいいとはいえず、さらに指導力に定評のあった部屋付きの西岩親方(元関脇若の里)は、今年2月に独立してしまった。
■先代の遺産だけ……
高安はケガが絶えず、横綱稀勢の里(31)も、すっかり凋落した田子ノ浦部屋。横綱、大関ともなれば、すべてが自己責任とはいえ、師匠にも厳しい視線が向けられる。
「先代は毎日のちゃんこの献立をチェックし、効率の良い栄養の取り方まで弟子に叩き込んでいましたからね。同じことを田子ノ浦親方がしているかといえば、甚だ疑問。そもそも、部屋の運営自体、先代の遺産に頼っているフシもある。稀勢の里、高安は先代が育てた弟子。新弟子も入っていることは入っているが、人脈に乏しいのでしょう。将来に期待が持てそうな有望な力士は特に見当たりませんね」(前出の親方)
評論家の中澤潔氏も、こう言う。
「稀勢の里と田子ノ浦親方が一緒に映っている映像を見るたび、互いにぶくぶく太って、とても見られたものじゃなかった。あれでは弟子に、痩せろ! なんて言えないでしょう。師匠自ら摂生に励んで、『オレでも体を絞れたんだから、おまえらにできないわけがない』と指導してしかるべきですが、期待できません」
5月場所で田子ノ浦勢が活躍することはなさそうだ。