ルーキー高橋遥が2勝目 金本監督の脳裏から藤浪が消える日
金本監督がゾッコンの新人がまたまた評価を上げた。
4試合目の登板となったルーキー左腕の高橋遥人(22、亜大)が18日の中日戦に登板。プロ入り最長の7回3分の2を投げて桑原にマウンドを譲るも、5安打7奪三振1失点で2勝目を挙げた。
「(捕手の)梅野さんが引っ張ってくれて、守備の人もいい当たりを何球も捕ってくれたので楽に投げられました」(高橋)
1月の合同自主トレから金本監督はこの左腕にぞっこん。左肩の筋力に不安がありながらも、オープン戦で結果を残したため、開幕ローテ入りも検討された。が、金本監督は「その時」を待った。
阪神は今季、「藤浪の復活なくして優勝なし」と言われている。金本監督は藤浪を開幕ローテに入れたものの、当初から不安を持っていたという。案の定、今季初登板の巨人戦で5回3分の0を6安打5四球4失点とピリッとしなかった。
「監督は開幕前から藤浪がダメなら高橋を使う考えだった。結局藤浪は、4試合の登板で二軍に落とした。それを見越していたように高橋を4月11日の広島戦で起用。7回2安打無失点の満点ピッチングでプロ初勝利を挙げた。次の巨人戦では打ち込まれたが、藤浪のように四球で自滅するタイプではないし、投球リズムもいい。今ではメッセ、秋山、小野に次ぐ信頼度です。金本監督は今週末と次週に、高卒2年目の才木、同3年目の望月を先発で投げさせる。彼らも結果を残せば、二軍調整中の藤浪を慌てて昇格させることもない」(阪神OB)
金本監督の脳裏から藤浪の名が消えるのは時間の問題か……。