中日2年目・柳の2勝目生んだ“先輩”松坂大輔への質問攻め
「松坂愛」が止まらない。
16日の広島戦に先発した柳裕也(24)のことだ。八回1死まで無失点ピッチングだったが、連打され、今季7試合中6試合目となるイニング途中での降板。2勝目を挙げたお立ち台でも「本当にまだまだだと思います。しっかり投げきりたかった」と控えめだった。それでも、ルーキーイヤーの昨季は度重なる故障で1勝止まり。柳にとって、今回の2勝目はキャリアハイとなった。
■西武時代の下敷きを愛用
2年目の柳を変えたのは、今季チームに加入した横浜高の先輩、松坂大輔(37)の存在だった。「怪物」加入の注目度で選手の意識など、チーム内の空気は様変わりしたが、柳のモチベーションも急上昇。「みんな松坂さんのファンだと言っているけど、僕が一番じゃないですかね。そこは誰にも負けないと思います」と笑う。
小学生のときには西武時代の下敷きを愛用。横浜高へ進学しようと思ったきっかけも松坂だった。
自主トレ期間中は1人で朝食を取る松坂のところへ話しかけに行き、春季キャンプやオープン戦期間中には、松坂の誘いで何度も食事へ行った。すると、ここぞとばかりにセンパイを質問攻めにしたという。