5番降格も4タコ…阪神ロサリオ「スタメン落ち」へ秒読み
不振が続く阪神のロサリオが、この日も4タコに終わった。初回は2死二、三塁の先制のチャンスに二飛に倒れ、六回も1死一、二塁で右飛だった。
12日の広島戦から、4番から5番に打順が下がった。この助っ人が期待通りの活躍を見せれば、阪神は接戦のこの試合も楽に勝てただろう。
昨季まで韓国球界で2年連続3割、30本塁打、100打点。日本球界でも大きな戦力になると評価され阪神が獲得したものの、開幕後は日本投手の巧みな配球に苦しみ、ここまで打率・237、3本塁打、16打点、28三振の数字はお寒い限り。
明るく、真面目な助っ人も、最近は責任を感じているのか、表情も曇りがち。ここにきて打撃フォームを修正しているが、こういうタイプは気持ちの切り替えに時間がかかるので不振になると長い。毎度、外角の変化球で簡単に「料理」されるシーンが続き、最近は金本監督もロサリオの「スタメン外し」が脳裏をよぎっているのではないか。
この日は日本ハムのルーキー清宮に22打席ぶりのヒットが出た。こちらも三振の山を築き、「そろそろファーム行き」といわれているが、ロサリオのスタメン落ちは清宮の二軍落ちより早いかもしれない。