大谷と初対決の田中が6勝目 奪った2K「良い配球だった」
エンゼルス大谷翔平とヤンキース田中将大の初対決(日本時間28日)は、田中が要所を締め、6回を1本塁打含む3安打1失点、8奪三振で6勝目(2敗)をマーク、ヤンキースが3対1で勝利した。
この日の田中はキレのある直球と低めへの変化球を投げ分ける丁寧な投球でエンゼルス打線につけ入る隙を与えなかった。
象徴的だったのは前日、キャリアハイの5打数5安打を放った2番トラウトに対する投球だった。初回、スプリットでカウントを稼ぎ、9球粘られながらも最後は151キロの内角高めの直球でバットに空を切らせた。その後の打席でもメジャーを代表する強打者を翻弄し、六回には簡単に2ストライクと追い込み、切れのあるスプリットで見逃し三振に仕留めた。3番シモンズにこそ一発を許したが、大谷、バルブエナの4、5番を無安打に封じ、マウンドを譲った。
キーマンを封じているのは、この試合に限らない。3勝目を挙げた4月23日のツインズ戦ではサノらの主軸に対し、12打数2安打4三振。白星こそ付かなかったが、6回3失点と好投した5月3日のアストロズ戦では昨季の首位打者アルトゥーベ、4番コレイアを、いずれも3タコに抑えている。