逆転勝利の呼び水に 大谷が2点タイムリーで修正力を発揮

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 エンゼルス・大谷翔平(23)が、土壇場で勝負強さを発揮した。

 23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦に「5番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打2打点1得点だった。

 2点を追う九回1死満塁の好機に、7番手右腕クリッパードの外寄りのチェンジアップにバットを折りながらも右手一本で中前に運ぶ同点タイムリー。続くシモンズの打席では、バックホームに備えた前進守備を見逃さず、メジャー初盗塁も記録した。大谷の2戦ぶりの安打が呼び水となり、エンゼルス打線はこの回、一気に4点を取って逆転に成功。シモンズの中前打で大谷が二塁から生還し、これが決勝点となった。

 前日は左腕ハップらブルージェイズ投手陣に封じられて3タコ。この日も4打席目まで、16年の最優秀防御率(3.00)右腕サンチェス、変則左腕ループを打ちあぐねた。日本ハム時代からスランプは短く、メジャーに移籍してからも、ここまで2試合連続ノーヒットはなかった。チームの敗色濃厚な中、大谷は持ち前の修正能力の高さを見せつけた。

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