大谷と初対決の田中が6勝目 奪った2K「良い配球だった」
試合後の田中が「良い配球だった」と自画自賛したのは、今季の投球の組み立てに手応えを掴んでいるからだろう。
昨季までの田中はツーシーム主体の投球だった。14年に痛めた右肘に依然として不安を抱えているため、少ない球数で打ち取る投球を心掛けていたからだ。それが、今季は一転、直球中心の配球で、相手の主力打者を抑えるケースが目立つ。伸びのある直球を軸にすることで、より低めの変化球が生きるようになったのだ。
今季、エースの座を奪われた田中が、地味ながら先発として最低限の役割をこなしている。