二軍落ち日ハム清宮に栗山監督が与えた“一軍復帰”への宿題
「交流戦前なので、あるかなと思っていた。妥当なことだと思うので、本当にしっかりファームで力をつけてくるしかない」
27日、二軍降格が決まった清宮幸太郎(19)がこう言った。
5月2日に一軍昇格するとプロ初本塁打を放ち、デビューからの7試合連続安打で新記録を作ったが、打率・179と一軍の高いカベを突き崩せなかった。清宮は、「真っすぐに振り負けている。打ったと思っても、ファウルになったりした。自分の中では悪くはないが、なかなか結果が出なかった。タイミングやスイングの速さだったり、しっかり振り負けないようにして、戻ってきたい」と前を向いた。
29日から交流戦が開幕するタイミングでの降格。セの主催試合では指名打者が使えず、必然的に出場機会は減る。栗山監督は「学んだことを一回整理できる状況をつくってあげたいと思っていた」と説明。今後の一軍再昇格については、「すぐに上がってくるのを待っている。ただこの試合に出るというのではなく、早くチームを勝たせる選手にさせるということしか考えてない」とした。これまでは結果にかかわらず起用されてきた側面もあったが、一軍で再び試合に出るためには、チームの勝利に貢献するための結果を求められる。