著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

コロンビア編<中>中盤のバリオスがボールを持ったら狙い目

公開日: 更新日:

「コロンビアのCBは対人プレーが得意。日本選手がボールを持ったら奪おうと果敢にアタックしてくるでしょう。1トップの大迫、トップ下か2シャドーが予想されるFW本田が簡単にボールを奪われず、味方が押し上げる時間をつくれるかどうか、ゴール前のコンビネーションが相手の屈強DF陣を破れるか、コロンビア戦の見どころです」

 ――食いついてくるコロンビアDFには、小柄でアジリティーを武器にするポルトガルのFW中島のドリブル突破が有効だと思ったのですが、合宿メンバー27人から外れ、とても残念に思いました。

「コロンビアの守備に穴がないわけではありません。CBのファーストアタックをかいくぐり、裏に抜け出すことができれば、日本にもチャンスはあると思います。素早いワンツーでCBのひとりを抜き去れば、カバリングのコンビネーションが遅いため、ゴールに迫っていける可能性も高まるでしょう。相手のストロングポイントをウイークポイントに変え、いかにして反撃に転じることができるか? 西野監督がどう選手起用に反映するのか? 限られた時間でその手腕に期待するしかないですが、教え子のFW宇佐美あたりが、救世主になり得る存在です」

(聞き手=六川亨・元サッカーダイジェスト編集長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり