阪神ロサリオが二軍落ち 3億円フイでフロントつるし上げか
再びその姿は見られるのか。
3日に二軍落ちした阪神のロサリオのことだ。
「3割30本を打てる4番」として、新助っ人では球団史上最高額となる年俸3億4000万円で獲得したが、48試合で打率.230、4本塁打、22打点と不振から抜け出せず、金本監督が「すべてを見失っている」と二軍降格させた。
これはもう、失格の烙印を押したようなものだ。阪神に限らず、新助っ人「野手」で、不調を理由に二軍落ちした後、一軍復帰してバリバリ活躍したケースはきわめて少ない。阪神でも2000年代以降、「二軍落ち→帰国」の道をたどったのが大半だった。
それだけに阪神の周辺からは、「来週13日に行われる親会社の株主総会で、責任問題を追及されるのは必至だ」との声が出ている。阪神はロサリオに2年間もラブコールを送り続けていた。貧打を解消して優勝を目指すために今季、巨額資金を投入して獲得した最大の“目玉”だ。そのうえ、3億円以上の損失を出すことになれば、獲得を担当したフロントの責任問題に発展してもおかしくない。あるパ球団では数年前、獲得した助っ人がことごとく失敗し、編成担当が飛ばされたという。