“二刀流”大谷をフル回転起用 エ軍指揮官の計算と落とし穴

公開日: 更新日:

 一時的に登板間隔が中6日から中9日に延びたことで、体調不良がウワサされたものの、登板日が月曜から木曜に変更されたのは大谷を効率よく投打にフル回転させるためだという。現地のマスコミ関係者がこう言った。

「これまで日本時間の月曜に投げていたのは、翌日の火曜に試合のないケースが圧倒的に多かったからです。大谷は登板日の前後1日ずつを調整と休養に充てて、原則、間の4日間は野手として出場している。つまり投げた翌日は野手として使えないわけで、大谷の二刀流を効率よく使おうと思ったら、試合のない前日に投げさせるのがベスト。6月は今週、来週と、2週続けて金曜日が休み。そこでソーシア監督は大谷の登板日を月曜から木曜にずらしたのです」

 大谷はいまや投打ともチームにとって欠かせない存在。エースでなおかつ中軸を任せられる打者だけに、指揮官とすれば投打ともできれば最大限に活用したい。そう考えるのはある意味、当然だ。

 二刀流の大谷を効率よく使おうという起用法はしかし、反動が生じないとも限らない。

 例えば今週と来週は金曜が休日だが、再来週の休みは木曜だ。大谷を投打でフル回転させようと思ったら、水曜に投げさせるのがベスト。だとすれば来週から再来週にかけての登板間隔は中5日に短縮される。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出