滑るボール以外にも 大谷翔平の“右肘故障”これだけの理由

公開日: 更新日:

「それが理にかなったフォームからの160キロならともかく、上体に頼った投げ方によるものだから、肘に負担がかかるのは当然。日本にいたころからフロントや栗山監督以下の首脳陣は大きなケガにつながらないかヒヤヒヤだった」とは前出のOB氏だ。

■「二刀流の重圧」

 メジャー挑戦のスタンスも、結果として右肘への負担につながった。

 大谷が1年目のキャンプから全米で注目されたのは「二刀流」の看板があったからだ。メジャーでの二刀流は何しろ、かのベーブ・ルース以来100年ぶり。ヤンキースの田中に「7年総額170億円」のプレッシャーがあったとすれば、大谷にはカネの代わりに「投打の二刀流」という重圧があった。

 日本以上に選手の役割が細分化されたメジャーで、先発とDHという投打で重要なポジションを独り占めすることになった。割を食う選手が出るのは当然で、結果が出なければ不協和音が生じかねない。キャンプから結果を求めてフルスロットル、飛ばしてきたツケでもある。在米特派員のひとりがこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」