滑るボール以外にも 大谷翔平の“右肘故障”これだけの理由

公開日: 更新日:

「それが理にかなったフォームからの160キロならともかく、上体に頼った投げ方によるものだから、肘に負担がかかるのは当然。日本にいたころからフロントや栗山監督以下の首脳陣は大きなケガにつながらないかヒヤヒヤだった」とは前出のOB氏だ。

■「二刀流の重圧」

 メジャー挑戦のスタンスも、結果として右肘への負担につながった。

 大谷が1年目のキャンプから全米で注目されたのは「二刀流」の看板があったからだ。メジャーでの二刀流は何しろ、かのベーブ・ルース以来100年ぶり。ヤンキースの田中に「7年総額170億円」のプレッシャーがあったとすれば、大谷にはカネの代わりに「投打の二刀流」という重圧があった。

 日本以上に選手の役割が細分化されたメジャーで、先発とDHという投打で重要なポジションを独り占めすることになった。割を食う選手が出るのは当然で、結果が出なければ不協和音が生じかねない。キャンプから結果を求めてフルスロットル、飛ばしてきたツケでもある。在米特派員のひとりがこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出