手術のダルは1年を棒に 大谷「右肘部分断裂」で今季絶望も

公開日: 更新日:

 エンゼルスは8日(日本時間9日)、大谷翔平(23)を右肘の内側側副靱帯の部分断裂で10日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表。7日にロサンゼルス市内の病院で、自身の体内から摂取した血小板を使用して壊れた組織の修復や再生を図る「PRP注射」と言われる治療を受けた。

 大谷は6日のロイヤルズ戦に登板し、4回を4安打1失点で降板。試合後、ソーシア監督は「まめの兆候があった」と明かしたが、単に指の皮がむけただけではなく、想像以上に重症だった。

 大谷は8日からの敵地ミネアポリスでのツインズ3連戦には同行せず、今後3週間はノースローで調整。3週間以内に再検査を行って、今後の治療方針を決めるという。

 昨オフ、日本ハムからポスティングシステムを使って移籍した大谷は、投手で9試合に先発して4勝1敗、防御率3・10。打者では34試合で打率2割8分9厘、6本塁打、20打点。投げてはメジャーの先発投手で、今季最速の101・1マイル(約163キロ)を記録。打っては昨季のア・リーグ本塁打王のヤンキース・ジャッジと並ぶ飛距離156メートルの特大弾。オールスター(7月17日=ワシントン)のファン投票では「DH」としてノミネートされており、MLB推薦で選出される投手との二刀流での出場に注目が集まっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…