滑るボール以外にも 大谷翔平の“右肘故障”これだけの理由

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「投打に好スタートを切ったことで、全米が二刀流に注目。ちょっとした張りや痛みが申告しづらい状況だったのは間違いありません。今回の部分断裂にしても、そもそもはマメが発端だった。ソーシア監督にうながされてやむなく降板、冷静になってから右肘の異常に気付いたのです。マメがなければおそらく続投したはずで、いま以上の惨事につながった可能性は高い。大谷は今回、通訳と2人だけでメジャー挑戦した。グラウンド外のことも含め、自分自身で新たな道にチャレンジする気概も楽しみもあったのでしょうが、体のケアをする個人トレーナーのような存在がいなかったこともマイナスだった」

 松坂も田中もダルも米国に行ってから右肘靱帯を損傷した。メジャー公認球はプロ野球のものと比べて大きく、サラサラして滑りやすい。その分、しっかり握る必要があるため、前腕から肘にかけて負担がかかる。メジャー挑戦した日本人投手が片っ端から故障するのももっともだが、大谷の右肘部分断裂はそれだけが原因じゃない。彼なりの理由があって、壊れるべくして壊れたのだ。

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