西野監督は賢者か愚者か…“二軍”で本番前ラスト試合の吉凶
「W杯開幕の2日前のテストマッチでやるべきことは、W杯1次リーグ初戦のコロンビア戦を見据え、主力組のコンビネーションの良し悪しの最終確認を行い、うまくいかなかったところは修正を施す。さらには主力組のコンディションを見極める作業も重要となってくる。しかし西野監督は予告通りに先発メンバーをガラッと代えてきた。パラグアイを同じ南米コロンビアの仮想敵国と位置付けながら、なぜベンチ組を先発させるのか? 大いに疑問の残る選手起用でした」
■本田と長谷部が不要なのはハッキリ
4月上旬にハリルホジッチ前監督が電撃解任され、西野ジャパン体制になって2カ月あまり。ガーナ戦、スイス戦をいずれも0―2で落とし、もしパラグアイ戦も無得点に終われば、直前3試合ノーゴールでW杯本大会に臨むところだった。
そんな最悪の事態は回避したものの、対戦相手のパラグアイのレベルを考えると、とても楽観視はできない。
「中堅と若手の混成チーム。ロシアW杯予選敗退でモチベーションも感じられず、しかもコンディション不良で後半途中にはガス欠。完成度の低いチーム相手に日本は余裕でボールを回し、シュートにまで持ち込めた」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)