西野監督は賢者か愚者か…“二軍”で本番前ラスト試合の吉凶
欧州組が不参加だった東アジアE―1選手権(17年12月)以外では17年10月6日のニュージーランド戦以来、実に8カ月ぶりの勝利となったこの日の試合でハッキリしたことがある。
「今の日本代表のレギュラー組に不必要な選手がいるということです。それはMF本田とMF長谷部です。この2人は、日本ならではのスピーディーなボール回しに付いていけず、運動量も決定的に不足している。個人的にはW杯初戦のコロンビア戦には、この日のパラグアイの先発メンバーから左SBの酒井高をDF長友佑都に入れ替え、右SBのDF遠藤航を酒井宏に入れ替え、そしてGK中村航輔を先発させるのが、現時点ではベストメンバーです」(六川氏)
この日のメンバーが、そうした選手起用に反映されれば、まだ“二軍”で戦った意味もあるだろう。
しかし、西野監督の頭の中は「スイス戦の先発メンバーが最強」という考えで凝り固まっているという。
かたくなに“元ミランの背番号10”本田がトップ下から攻撃を差配し、守っては英プレミアで100試合以上出場したDF吉田麻也と10年南アW杯16強入りの立役者であるGK川島永嗣がデンと構え、彼らを中心としたメンバーでロシアW杯を戦うことしか、念頭にないともっぱらなのである。