フランス20年ぶりVへ カギはベテランと若手の融合にあり

公開日: 更新日:

 母国開催の1998年以来、20年ぶりのW杯優勝を狙うフランスの初戦オーストラリア戦(16日)を取材した。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定で得たPK(後半13分)とGLT(ゴール・ライン・テクノロジー)という最新技術で確認された決勝点(同35分)に救われ、苦しみながらの2―1の白星発進となったが、先発フル出場したパリSGの19歳FWエムバペを筆頭に、若手主体のチームにとっては大きな1勝となった。

 今回のフランスは、2年前の欧州選手権準優勝時の主力だったMFパイエ(マルセイユ)やDFエブラ(ウエストハム)といった年齢の高い選手を次々と外して若返りを図ったが、フレッシュな分、大舞台の経験不足が懸念された通り、オーストラリアの堅守に大いに苦しめられた。

 エースFWグリーズマン(アトレチコ・マドリード)のPKによる先制点直後に24歳のDFウンティティ(バルセロナ)が、不用意なハンドを犯したのは、その象徴だ。

「自分でも驚いた」と本人も語ったというから、想像以上の重圧を感じていたのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…