セネガル戦は苦戦必至 日本のキーマンとリスク回避策は?
日本が2戦目(日本時間25日)に対戦するセネガルは、世界トップレベルのサイドアタッカーのFWマネ(26=リバプール)などの個人技を生かした攻撃の印象が強い。が、ポーランドを2―1で下した試合は「組織的な堅守と速さが目立ちました」とドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏は指摘する。
1人が抜かれても2、3人目がすぐにサポート。195センチのDFクリバリ(26=ナポリ)、196センチのMFサネ(27=ハノーバー)ら、高さでもポーランドの「壁」となった。前出の鈴木氏が続ける。
「4バックでスタートし、1点を先制した後は最終ラインに5人を並べる5バックに変更。ポーランドの絶対的エース、レバンドフスキ(29=Bミュンヘン)にほとんど仕事をさせませんでした。次戦、日本の攻撃陣でキーマンになるのは、香川、乾、大迫、柴崎。この4人のコンビネーションで崩すしかない。特にアイデアが豊富な香川だけは外してはいけません。この日も本田と交代してベンチに下がった途端、乾が孤立してしまい、周辺も機能不全に陥った。本田の運動量が少ないため、前線の大迫は1人で走り回ることになる。セネガルの堅守をこじ開けるために必要なのは香川。本田ではありません」