ネイマールのPKも覆る…ブラジルにVARというもう一つの敵
ポルトガル語でずる賢さを意味する「マリーシア」はブラジルの文化だ。サッカーの世界でも「ルール厳守」「正々堂々」なんて考えは微塵もない。審判の目をごまかすのは得意技だ。ペナルティーエリア内で相手DFに胸をちょっと触られて大袈裟に倒れたネイマールにこの日の主審も最初はだまされた。
しかし、今大会からVARが導入されたことにより、ブラジルの得意技は封じられたも同然。
「本調子ではない中、最後にギアを上げてシュートを決めたネイマールはさすが世界屈指のストライカー」と前出の田崎氏は言うが、一方で下手な演技はすぐバレることを認識したはずである。