楽観ムード漂うが 日本はポーランドに苦戦必至“4つの根拠”
欧州予選最多の16得点を記録したエースFWレバンドフスキ(29=Bミュンヘン)の不調にしても真に受けていいのかどうか。ここまで2試合で計7本のシュートを放ちながら無得点。コロンビア戦後、「できることはすべてした。ただ、1人でボールを奪い、5人を突破して、GKもかわしてゴールを決められる選手はいない。シュートチャンスがなかった。オレはアシストがあって生きるフォワードだ」とブチ切れた。これをシュートチャンスをお膳立てできない周囲に責任転嫁した内紛ととらえる向きすらあるが、だから日本戦も期待できないと取るのはあまりに早計だ。
■レバンドフスキの個人的事情
ロシアで取材中の元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言った。
「確かに、今大会のレバンドフスキは精彩を欠いている。ただ、彼にボールがうまく集まっていないだけで、そこが改善されれば、脅威的な存在であることに変わりはありません。個人的なモチベーションの高さも無視できません。14年から所属しているBミュンヘンを今オフ離れ、欧州列強リーグの強豪に移籍すると公言しており、代理人も代えて移籍に本腰を入れている。スペインのRマドリード、英プレミアのマンチェスターU、マンチェスターC、チェルシーなど有力クラブが興味を持っていると欧州では報じられており、移籍を前に自分自身の市場価値を下げないためにも日本戦では、ひたすらゴールを狙い続けるはずです」