楽観ムード漂うが 日本はポーランドに苦戦必至“4つの根拠”
「西野監督 85%突破」
「世界の本田 W杯男16強」
スポーツ紙が決勝トーナメント進出は確実だと騒げば、テレビも2大会ぶり3度目の快挙だと煽り立てる。メディアもファンも日本代表の16強入りを信じて疑わないというムードになってきたのは間違いない。
いや、ロシアで戦う日本代表すら、すでに決勝トーナメントを見据えているフシがある。セネガル戦の翌25日、ベースキャンプ地のカザンでは全選手がPKの練習を行った。これまでも攻撃系選手はPK練習をしてきたが、全員がやるのは初めて。備えあれば憂いなしというが、延長を終えて同点の場合、PKで決着をつける決勝トーナメントをにらんでのものだろう。
H組の日本は現在、1勝1分け。28日のポーランド戦(日本時間午後11時開始)に勝つか引き分ければ、決勝トーナメント進出が決まる。そのポーランドは現時点で2敗していて、すでに1次リーグ敗退が決定。先のない状況で、モチベーションに疑問符が付くから、日本の勝利は堅いという理屈があふれ返っている。