楽観ムード漂うが 日本はポーランドに苦戦必至“4つの根拠”
が、本当にそうか。
■酷暑と羽虫の襲来、地元メディアの酷評
ポーランド戦の舞台となるボルゴグラードはモスクワから約950キロ南にあり、当日の最高気温は38度まで上がると予想されている。酷暑に加えて、18日のイングランド対チュニジア戦では試合中に大量の虫が発生。当日は殺虫剤が散布されたものの、それでは足りずに選手は自分たちの体に虫よけスプレーをかけてプレーしていた。条件は相手も一緒だが、セネガル戦から中3日とタイトな日程に加えて長距離移動、暑さ、虫がベテランの多い日本代表にとってダメージになる可能性はある。
ポーランドのモチベーションの問題にしても、うのみにはできない。
ポーランドは過去2大会とも1次リーグで敗退した。02年の日韓大会と06年のドイツ大会は今大会同様、2戦目まで2連敗で1次リーグ敗退が決定しながら、いずれも3戦目に勝っている。モチベーションがないどころか、最後に意地を見せたのだ。今回、2戦目のコロンビアに0―3と完敗、1次リーグ敗退が決定したポーランドを、地元メディアは酷評。「強さもアイデアも得点もなく連敗した」と報じたところがあれば、「屈辱。虐殺だ」と過激な見出しを掲げた新聞もあった。過去2大会同様、容赦ないメディアの論調が結果として選手の尻をたたき、逆の意味でモチベーションになる可能性は髙い。