二軍で上々デビュー 阪神がすがる新助っ人ナバーロの欠点
一軍昇格前から「救世主」扱いである。
26日、阪神の新助っ人ナバーロ(32=前カブス傘下3A、左打ち左投げ)が二軍で実戦デビュー。「3番中堅」で出場し、2四球を含む3打数1安打2打点と、初安打初打点をマークした。
阪神は期待したロサリオが不振で二軍調整中。一塁も守れるナバーロは一軍に上がれば主軸を任されるだろうが、戦力になるのか。
■実戦デビュー戦で初安打初打点
スポーツライターの友成那智氏が言う。
「2007年のドラフト50巡目でエンゼルスに入団。メジャー全体で1453人中、1450位という低い評価からメジャーデビューを果たした苦労人です。長所は左投手を苦にしないこと。今季は3Aで48試合に出場し、打率.310、4本塁打、29打点。左投手からは4割以上打っている。選球眼も良く、出塁率は.386の好成績です」
一方でこんな欠点もある。
「パワーには期待しない方がいいでしょう。3Aでの最多本塁打は11年の12本。ほぼ全試合に出場してこれでは、一塁手としてはあまりに物足りない。直球には強いが、変化球に弱いのも難点。特にチェンジアップとスライダーを苦手にしている」(前出の友成氏)