「美化は良くない」 鹿島DF内田篤人がW杯ベルギー戦に言及
「前半戦はロシアW杯を本気で狙い、剛(大岩監督)さんも後押ししてくれて先発で思い切って使ってくれた。けど90分持たずに代わる場面が多かった。今は練習も長くできてるし、スプリントもできるようになってきている。ドイツでやってきたし、プレーの質には自信がある。コンディションの問題だけ」と完全復活間近だと考えている。
その状態にあと半年早く持っていけたら……。
そんな悔恨の念も少なからずあるはずだ。内田が3年前に右ひざ手術に踏み切ったのも、30歳で迎えるロシアW杯での完全燃焼を期したから。日本復帰を決意したのも試合出場機会を増やし、ベストな状態に持っていきたかったからである。
■ドイツやブラジルだったら絶対批判されている
「ロシアに行けなかったのは自分のせい。ケガをしたからね。代表への区切り? そんなの全然ついてないよ」と内田は悔しさをにじませる。ただ長年ともに戦ったメンバーが16強という結果を残したことには、最大級の敬意を払っている。
「コロンビアが退場して10人になったのもあるけど、そこまで追い込んだのは日本。自分たちのサッカーをみんなでやった成果ですからね。でもベルギー戦は勝って欲しかった。サッカーやってる人間としては、0―2からまくられる(逆転される)のは絶対に納得できない」と語気を強める。