異色の選手監督兼任 本田圭佑“二足のワラジ”の先の大野望
オーストラリア1部リーグのメルボルンに新天地を求めた元日本代表MF本田圭佑(32)が、カンボジア代表の実質的な監督とゼネラルマネジャーを務めることになり、大きなニュースとして世界中を飛び交った。
というのも、サッカー界で「監督と選手を兼任する」というのは、非常に少ないからである。
国内では、日本リーグ時代にヤンマー(現C大阪)で7年間、兼任監督として不世出のストライカー釜本邦茂氏がプレーしたことがあるが、現在はJリーグの規約で「監督及びコーチと選手は兼任できない」とある。
海外でも英プレミアのチェルシーで兼任監督としてプレーした元オランダ代表MFフリット、現役選手と母国リベリアの代表監督を兼任した元ミランのFWジョージ・ウェアら前例はまれだ。
「本田がトップを務める運営会社は、すでにカンボジアとオーストラリアでサッカークラブの経営に関与しており、今回の一連の動きは、あくまでビジネス戦略の一環です」(サッカー関係者)
本田自身は「私にとって初の監督業になりますが、こういった形の契約は世界でも初めてだと思います」とコメント。