ダル今季絶望…熱狂カブスファンの風当たりますます強まる
右上腕と右肘の痛みで故障者リスト(DL)入りしていたカブス・ダルビッシュ有(32)が不本意な形で移籍1年目を終えた。
エプスタインGMによれば、上腕三頭筋挫傷に加え、「ストレス反応で右肘に痛みが出ている」ため、放置すれば疲労骨折など重症のリスクを伴うことから、早々と今季終了を決断したという。
今後、最低6週間の治療が必要で、来季開幕からの復帰を目指すが、リハビリ次第ではメジャーのマウンドから遠ざかりかねない。
カブスでは前例があるからだ。昨季、ローテーション入りを期待された右腕のアレック・ミルズ(26)は、2016年にダルと同じような症状を訴えて翌17年には2度も離脱した。8月中旬に復帰したが、マイナーで7試合に登板しただけだった。メジャー昇格は見送られ、9月上旬にシーズンを終えた。今季はマイナーで開幕を迎え、23試合で5勝(12敗)をマーク。重症化を避けるため、イニング、球数とも球団によって徹底的に管理されている。7月27日にようやくメジャー復帰するも、1試合に登板しただけでマイナー落ちした。