体操・宮川の弁護士に聞く “塚原謝罪”受け入れ拒否の真意
謝罪を突っぱねた。
塚原夫妻がリオ五輪女子体操代表の宮川紗江(18)からパワハラ被害を告発された問題で、さる2日、夫妻は連名で謝罪文を発表。「宮川紗江選手に対して直接謝罪をさせていただきたい」と、全面降伏の姿勢を見せた。
このわずか2日前には、宮川の告発に反論する反撃文書を発表。百八十度態度を翻したとあって、宮川サイドの反応が注目されていたが、4日、宮川の代理人である山口政貴弁護士は日刊ゲンダイの取材に「『謝罪を受け入れる意向はありません』とお断りのFAXをお送りしました」と明かした。
山口弁護士が言う。
「塚原氏の代理人から謝罪の申し入れがありましたので、(4日の)15時ごろに文書でお断りします、とお伝えしました。謝罪文の内容を見ても、ポーズだけ、パフォーマンスだけ、何の誠意もないなという印象の文書。とても額面通りには受け取れません。そもそも、パワハラ行為について認めておりませんし、ご自身の進退についても書かれていない。テレビ各局での(光男副会長の)インタビューの様子を見ても、どうにかして(体操)協会に残り、返り咲きたいという意図が見え隠れしていました印象です」