体操・宮川の弁護士に聞く “塚原謝罪”受け入れ拒否の真意
3日にはテレビ各局に出演し、騒動の火消しに奔走した光男氏は、自身に疑惑がかかっている肝心のパワハラ問題については、「第三者委員会の調査結果や判断に委ねたい」と言葉を濁していた。
■「頭を下げてもらうことが目的ではない」
ちなみに、91年のボイコット事件では光男氏が責任を取って女子競技委員長を辞任。当時、主任審判だった千恵子氏は「夫の辞任に納得がいかない」と反発しながらも同調する者がほとんどおらず、自身は辞意を撤回している。
山口弁護士が続ける。
「こちらは、ごめんなさい、と頭を下げてもらうことが目的ではありません。宮川さんと速見(佑斗)コーチが2人で東京五輪を目指せるようになることが最終的な目標であり、そのためには協会の体質を変え、選手がきちんと実力で(代表に)選ばれる環境になる必要があります。2人が辞めたからといってすぐに協会の体質が変わるとは限りませんが、まずは(大きな原因といわれている)お2人には身を引いていただくのが理想かと思っています」
きょう5日には、すでに暴力行為を認めている速見コーチの謝罪会見が開かれる。
新たな事実が明らかになるのか、注目が集まっている。