復帰戦で足元に異変…伊調馨のシューズにみる協会との禍根
日本協会は、海外遠征などで代表選手が着用するユニホームなどのウエア(シューズも含む)に関して、国内のスポーツ用品メーカーと契約している。代表選手は試合はもちろん、移動の際も同社製品の着用が義務付けられる。これまでは伊調も同社のものを身に着けていたが、今回の復帰に際し、シューズを変更。米国など海外のナショナルチームが契約する米国メーカーのシューズを履いて復帰戦に臨んだのだ。
注目度の高い復帰戦でシューズを替えたのは、協会への意趣返しともっぱら。伊調は、当初、栄和人前強化本部長によるパワハラを認めず、告発者のひとりで、自身が信頼する田南部力コーチへの謝罪がない協会の対応には依然として不信感を抱いているといわれる。
協会は、伊調を11月の代表合宿に「特別枠」で招くなど、和解の動きを見せているが、いまだに火種はくすぶっている。