鍵はレフェリーの研究 ラグビー日本代表W杯8強への課題
2019年ラグビーW杯日本大会開幕まで1年を切った日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)が27日、今季を総括した。
テストマッチは7戦して3勝4敗と負け越したが、3日のニュージーランド戦では、強豪相手に過去最多の5トライをマーク。攻撃面では収穫を得ただけに「得点を取ることに関しては懸念していない。アタックにはしっかりとした手応えを持っている」と満足そうに振り返った。
が、先の英国遠征では経験不足が露呈した。18日のイングランド戦は前半15―10とリードしながら、15―35の逆転負け。24日にはW杯開幕戦の相手であるロシア相手に前半は主導権を握られ、32―27の辛勝。イングランド戦、ロシア戦とも、不用意なペナルティーから失点を繰り返した。
ジョセフHCは「厳しく取り締まられたが、本当にペナルティーかどうかは謎です」と、ジャッジの公平性を疑問視しながらも、「チームとして試合の流れを感じる必要がある。レフェリーが取り締まりの方針を変えた時などは、しっかりと対応しなければならない」と、選手に適応力の向上を求めた。