エ軍の“韋駄天”大谷 来季開幕は代走要員でベンチ入りの目

公開日: 更新日:

「まずはそこを目指したい」――。

 レギュラーシーズン終了後の10月1日に右肘の靱帯を再建するトミー・ジョン(TJ)手術を受けたエンゼルス・大谷翔平(24)が、あらためて来季開幕戦での復帰を口にした。

 4日に共同通信のインタビューに応じた大谷は「何百件もあるリハビリの症例を比較して開幕まで合わせていく。普通にいけば間に合わなくないのかなという感じ」としながらも、「(復帰時期を)延ばすのもOK」と慎重な姿勢も崩さなかった。

 TJ手術は打者なら術後6カ月程度で復帰は可能だ。仮に患部の回復が遅れたとしても、来季開幕戦のロースター(25人)に名を連ねるのは決して不可能ではない。大谷は打撃以外でも戦力になるからだ。

 来季からエンゼルスを指揮するブラッド・オースマス新監督は、タイガース時代に機動力を駆使。就任1年目の2014年は選手を積極的に走らせ、チーム盗塁数は前年の35個(リーグ最少)から106個(同4位)と3倍以上も増えた。

 今季、エンゼルスのチーム盗塁数はリーグ6位の89個ながら、2ケタを記録したのは主砲トラウト(24個)、大谷(10個)、シモンズ(同)の3人のみ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動