エ軍に“新人王養成コーチ” 来季の大谷は定規が手放せない

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 大谷翔平(24)に新たな指導者が加わった。エンゼルスは25日、打撃コーチ補佐に、ショーン・ウッテン前マイナー打撃コーディネーター(46)が就任すると発表した。

 ウッテン氏は2008年に現役を引退後、パドレスなど数球団のマイナーでコーチを歴任。15年からはドジャースに移りマイナーで、後に新人王を受賞するコーリー・シーガー内野手(16年)、コーディ・ベリンジャー外野手(17年)を育てた。

 16年に3Aオクラホマシティーで指導を受けた2人の新人王によれば、ウッテン氏のアドバイスは細部にまで及ぶ。指導は、まず土台となる足元を固めてから、スイングの矯正などを行うそうだ。ベリンジャーは3Aで当たりが止まった際、ウッテン氏からスタンスを見直すように助言された。上半身と下半身のバランスに加え、効率的にバットに力が伝わるよう、両足を置く位置まで細かく指示。実際に定規を使って、ミリ単位でスタンスの幅を計測することもあったという。シーガーは、16年にメジャーに定着してからも、不振に陥るとウッテン氏に相談。打撃を映像で確認したウッテン氏から、シーガーの携帯電話にスタンスの注意点などを説明した動画が送られてきたこともある。

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