大谷の印象に残った野手 Rソックス・ベッツの“仰天ルーツ”
野手としてすべての能力を兼ね備えた5ツールプレーヤーだ。レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(26)は今季、リードオフマンとして打線を牽引。両リーグトップの打率3割4分6厘をマークし、自身初の首位打者に。身長175センチと小柄ながら、32本塁打、80打点と勝負強い打撃で、チームを5年ぶりの世界一に導いた。ゴールドグラブ賞は16年から3年連続で受賞しており、15日(日本時間16日)には初めてMVPに選出された。
4月17日のエンゼルス戦では先発した大谷から先頭打者弾を放っている。シーズン終了後、メジャー1年目を振り返った大谷が今年、最も印象に残った野手として名前を挙げたのが、このベッツだ。
オールラウンドな能力は、母親のダイアナさんから叩き込まれた。ソフトボール経験者のダイアナさんは幼少時のベッツに野球の基礎を身に付けさせた。リトルリーグの監督も務め、息子には全てのポジションをこなせるように、徹底した守備練習を課した。ダイアナさんの弟で、元メジャーリーガーのテリー・シャンパートのマンツーマン指導も受け、ジョン・オバートン高時代には強打の内野手として名を馳せた。高校2年時には早々と複数の強豪大学から勧誘されたという。