鳥谷は4億で大山は微増の3000万 若虎たちの嘆きを聞け
しかもだ。来季の一塁は新助っ人の大砲が守ることになるはず。内・外野を守れるナバーロも残った。生え抜きの若手は年俸を抑えられるだけでなく、ポジション取りのチャンスも限られる。
「巨人の岡本和真(22)は高卒4年目の今年、高橋前監督が我慢して使い、やっと開花した。例えば、チャンスで結果を出した若手が『よっしゃー』と勢いづく時に、翌日にベテランに代えられたら気持ちはなえる。阪神の場合、編成にも問題がある」(前出の高橋氏)
リーグ3連覇の広島を支えてきたのは、田中(29)、菊池(28)、丸(29)、鈴木(24)の生え抜きたち。ソフトバンクは育成上がりの甲斐(26)がマスクをかぶり、柳田(30)、中村(29)、今宮(27)も今が旬。西武は本塁打王の山川(27)や2年連続フルイニング出場の源田(25)もまだ若い。
原監督は復帰1年目からペナントを奪回するため、今オフは大型補強を敢行。若手の出番が減るのは必至だが、阪神は矢野監督になっても若手の職場環境はかなり厳しそうだ。