左腕と相性抜群 雄星の女房役ナルバエスは頭脳派の成長株
今オフ、チーム再建のため若返りを図っただけに、菊池の女房役は実績のない捕手が務める見込みだ。
昨年12月にホワイトソックスからトレードで獲得したナルバエス(ベネズエラ)。昨季はドーピング違反で出場停止処分を科された正捕手カスティーヨに代わってマスクをかぶる機会が増え、自己最多の97試合に出場。キャリアハイの9本塁打、30打点をマークした。2016年のメジャーデビュー以来、3年連続で出塁率3割5分以上を記録しており、古巣では攻撃型の捕手として期待されていた。
昨季はリーグワーストの捕逸(12個)を記録したものの、「捕手として年々、成長を見せている」と、ディポトGMは今後の伸びしろを期待して獲得したという。
「ホワイトソックスでは正捕手のトラブルで出場機会を手にしましたが、研究熱心な姿勢と頭を使ったリードは主力投手から好評を得ていた。ズニーノ(現レイズ)、スクレ(レイズからFA)ら、ここ数年のマリナーズは打撃が良くてもリードに難があるなど、捕手に恵まれなかった。守備力を向上する必要があるとはいえ、ナルバエスは少なくともリード面では菊池をもり立てるはずです」(スポーツライター・友成那智氏)