雄星にボロボロ投手陣のしわ寄せ…鍵はサービス監督の采配
「YK(菊池雄星の略)を獲得できて、とても興奮している。速球とスライダーのコンビネーションがとても印象的だ」
3日(日本時間4日)の入団会見で、サービス監督が、菊池に関して期待を込めて話した。
2016年に就任して以来、ポストシーズン進出はないものの、地区優勝争いには絡んでいる。昨季も終盤に失速したが、一時は一昨年の世界一であるアストロズを猛追した。若手や他球団からトレードで獲得した選手を巧みに使いこなす手腕には定評がある。
「現役引退後は、長らくレンジャーズやエンゼルスのマイナー組織で選手育成に携わっていたこともあり、若手を操縦する術を心得ています。昨季までは本塁打王クルーズ、カノーらの長距離砲が揃い、采配は大味なイメージですが、そもそもデータを駆使したスモールベースボールを得意としている。現役時代は控え捕手で、日の目を見なかっただけに、指導者になってからはコミュニケーションを重視し、選手を分け隔てなく扱うなど気配りにも長けた指揮官です」(スポーツライター・友成那智氏)