劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

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 錦織の会見は、大坂なおみ(21)に続いて行われた。大坂は前年の全米を制し、英語もネーティブ。外国人記者との間でも活発なやりとりがあったが、会見が終わり、さあ、次は錦織……というタイミングで“事件”は起きた。日本人記者以外のほとんどの海外メディアが立ち上がり、ぞろぞろと会見場を後にしたのだ。

 今大会第8シード、前哨戦を制した選手に対して、それはないだろうと感じた日本人記者は一人や二人ではない。錦織の会見が海外メディアの間で不人気なのはいまに始まったことではないにせよ、ここまで露骨な場面はかつてなかった。

 会見でも英語の質問は出ない。最後に初戦の対戦相手であるポーランドの新米記者が拙い英語でしかも自国の選手をどれくらい知っているかと聞いただけだった。さる米国人記者がこう言った。

「ケイ(錦織)はいいテニスをする。我々もいつか大きいところを勝つと期待してきたけど、故障などが続いて期待はことごとく裏切られた。フツーは前哨戦を制した選手を気にかけるが、どうせまたダメだろうと思い込んでいるのさ。だれも本気でケイが全豪を勝つとは思っていない。要は信用してない。我々が求めるのは結果だ」

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