オフ順調の巨人岡本“4番2年目”のジンクス克服への懸念材料
巨人の岡本和真(22)が順調にオフのトレーニングを消化している。
宮崎春季キャンプ中の2月3日に実施される紅白戦に向け、「出る気満々で練習に取り組んでいる」と腕をまくる。原辰徳監督(60)も「出す気はなかったけど出そう」と呼応。若き4番として自覚は十分である。
プロ4年目の昨季は、チームで唯一となる全143試合に先発出場し、打率・309、33本塁打、100打点。史上最年少で「3割30本100打点」をクリアした。今季は各球団のマークが厳しくなるのは必至。5年目を迎えるが、実質「2年目のジンクス」に立ち向かうようなものである。
■元木コーチは責任重大
ただし、懸念材料がないわけではない。課題の守備面である。
昨季は主に一塁。今季は原監督から三塁転向を命じられている。岡本は「緊張感があっていい」と歓迎しているものの、このオフは守備練習ばかりに時間を割くようなことはしていない。「そこまで気にしていません。井端さん(前内野守備走塁コーチ)に『サードはいつでも守れるから』と言われているので」と、あくまでパワーポイントの打撃を重視していくと明かしていた。原監督も「井端のおかげで劇的にうまくなった」と安心しているが、油断は禁物だ。