巨人は先発6人以外“全員中継ぎ” 勝利の方程式を追加構想
巨人のドラフト1位ルーキー高橋優貴(21=八戸学院大)が20日、休日返上で体を動かした。新人合同自主トレは休養日だったが、ジャイアンツ球場を訪れ、同じ左腕の田口、池田とキャッチボールなどを行った。2月1日のキャンプインを前に、投手陣が活性化してきた。
18日のスタッフ会議後、宮本和知投手総合コーチ(54)は「やっぱりリリーフ陣でしょう」と中継ぎ陣の立て直しを最重要課題に挙げた。昨季のチーム防御率3.79はリーグ1位だが、リリーフの防御率は4.12で同5位。71敗(67勝5引き分け)のうち、リリーフ陣が喫した負け数を問題視した。
「リリーフ陣だけで20敗。ちょっと多過ぎる。せめて半分にしないと」と宮本コーチ。ホールド数も2年連続リーグ最低で、クローザー候補として新外国人のクック(マリナーズ)が加入するが、「一番の原因はリリーフ。クックへの期待は大きいけど、未知数だし、クックがコケたら皆コケたでは済まされない。勝利の方程式を、できたら2パターン考えたい」と構想を語っていた。
上原、沢村、マシソン、カミネロで滑りだした昨季の方程式は、故障や不振で前半戦のうちに崩壊。最後は先発の畠や山口俊が務めるなど、大きく顔ぶれが変わった。