森保Jアジア杯SFでイラン撃破 3人の立役者と決勝への課題
43年ぶりの決勝進出を狙ったイランは、2012年11月のブラジルW杯予選以降、アジア勢相手に「39試合無敗」の強さを誇っていたが、森保ジャパンに0―3で土を付けられてしまった。
現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「イランは、前半途中から<引いて守ってカウンター>というオーソドックスな戦法をとった。これが日本にはプラスに作用した。持ち味の<ボール保持率を高めながら試合の主導権を握る>戦いができ、スタジアムの記者席から見ていても、日本選手たちの表情から余裕が感じ取れた。イラン戦勝利の立役者には、前線でボールの収まりが凄く良かったFW大迫、ボランチの位置で攻守のつなぎ役をこなしたMF遠藤航(25)、エースFWアズムンを無得点に抑えたDF冨安健洋(20)のシントトロイデン2人組を加えた3人の名前を挙げたい。非常に良いパフォーマンスを見せた」
ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏も「いつも言っているように日本はアグレッシブに戦うことで俊敏性や献身的プレーなど長所が発揮される。難敵イラン相手に臆することなく戦った日本代表をたたえたい」と合格点を与えた。