衝撃2Gデビューの香川 “トルコ経由”欧州5大リーグ行きの目
これ以上にないド派手なデビューだった。
独ブンデスリーガ1部ドルトムントから、トルコ1部ベシクタシュに移籍したばかりの元日本代表MF香川真司(29)が3日、アンタルヤスポルとのアウェー戦の後半36分に途中出場。すると「9分間で2得点」の大活躍に地元メディアから「トルコリーグの歴史に名前を残した」と手放しで大絶賛された。
今季、ドルトムントを完全戦力外となった香川は、1月の移籍期間中にスペイン行きを熱望。結局、UEFA(欧州連盟)国別ランク4位のドイツから同10位のトルコに「都落ち」したワケだが、「移籍は大正解だった」とサッカージャーナリストの中山淳氏がこう言う。
「欧州5大リーグに固執してスペイン、フランスのクラブに移籍したはいいが、選手層が厚くて試合出場に四苦八苦しているようでは、愛着のあるドルトムントを離れる意味がない。今の香川には<とにかく試合に出場して健在ぶりをアピールする>ことが最優先課題ですからね。トルコのレベルは<欧州の第2グループと第3グループとの中間>だが、ここでトップフォームを取り戻すことができれば、今季終了後にはドイツやスペインの上位クラブへの移籍の道も開けてくる」