大坂は決断 勝てぬ錦織圭はなぜコーチ交代に踏み切らない
2013年12月にマイケル・チャンをコーチに迎え丸5年が経った。14年に全米準優勝、翌15年には世界ランク4位までいったものの、4大大会やマスターズは頭打ち。対ジョコビッチ(31・セルビア=同1位)は15連敗だ。トップ10入りはチャンの妥協を許さないトレーニングのたまものだろうが、いまさら29歳の体力が劇的に変化するとは思えない。現在の錦織に必要なのは、持ち前の技術を生かす戦略であり知恵ではないか。「いまの体制には長期的な戦略がない」という指摘もある。
錦織も、チーム体制を見直す時期にきているのではないか――。