名門・早稲田高でもパワハラ騒動 野球部前監督が悲憤告白
国内有数の歴史を持つ伝統校にパワハラ疑惑が持ち上がっている。早稲田高校野球部の前監督が同校の理事長と副校長を提訴していることが日刊ゲンダイの取材で分かったのだ。
同校OBである三原伸吾氏(57)が野球部監督に就任したのは一昨年8月。都内有数の進学校でもある同校は練習時間や環境にも制限がある。そのハンディを補うべく、三原監督はコミュニケーションと自主性を重視した指導法を取り入れ、都大会8強入りを目標に掲げてスタートを切った。早稲田高時代にエースとして活躍した三原監督の就任にOB会も全面バックアップ。昨年4月には三原監督の取り組みが「スポーツ報知」に大きく取り上げられるなど、チームの士気がいよいよ高まり始めたころ、学校側から突然、解任を告げられたというのだ。
三原氏が言う。
「昨年の5月1日です。学校の校長室に野球部の松永部長と一緒に呼び出され、副校長からいきなり『なんだこの新聞は!三原さん、アナタはクビ! 解雇!』と言われたのです。余りに突然で一方的な通告に呆然としました」