大坂なおみコーチ交代に理解も…錦織圭はなぜ体制一新せず
2013年12月、マイケル・チャン(47)がコーチに就任。翌14年の全米オープンでアジア人男子初の4大大会決勝進出を果たし、11月のツアーファイナルに出場。15年には世界ランクを4位まで上げた。チャンのもと体力強化を図った成果は出たものの、そこから先の壁は破れないまま現在に至る。いいところまでいっても、勝ち切れない。負けそうで負けないが、勝てそうで勝てない試合が続いているのだ。
10日(日本時間11日)の同大会男子シングルス2回戦で第6シードで臨んだ錦織は、世界ランキング52位のアドリアン・マナリノ(30=フランス)をセットカウント2―1で下して2回戦を突破したものの、ファイナルセットでタイブレークというもつれよう。2時間33分を要しての辛勝だった。
■錦織本人に強靱な意志と欲があるのか
錦織は大坂がコーチを代えたことに関して理解を示している。「コーチがどうとか周りが騒ぎすぎるのはよくない」と報道陣にクギを刺しながらも、「いろんなコーチから学ぶことは大事」と話している。ならば現状を打破するためにもコーチを代えたらどうか。錦織がコーチを代えないのはなぜか。