著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

戦国時代に突入…玉石混交の“無料”野球データをジャッジ

公開日: 更新日:

④ピッチバリュー……ファングラフスが出している各投手の球種別の評価点。昨年日本人投手で最高の評価を受けたのは田中将大のスライダー。最低評価は同じ田中の速球だった。

⑤ピッチペース……ファングラフスに出ている投球と投球の間の平均時間を示すデータ。昨年日本人投手の平均は27・5秒だった。今季は投球間隔20秒ルールが導入されるため、日本人投手にとって一番気になるデータになりそうだ。


■過大評価されているデータ

①打球の初速……MLBのスタットキャストデータのひとつで、バットで叩いた直後の打球スピードを表す。これが速いと強打者になる潜在能力が高いという説明がなされているが、総体的に見るとそういう傾向があるという程度の話で過大評価されている。

②DRS(守備防御点)……ファングラフスに出ている守備で防いだ失点がどれだけあるかを示す指標。球場のフェアゾーンを数百に分割、打球の速さや軌道も加味して算出されているので、従来の守備データより確度は高いが、いくら客観的にやっているといっても、守備データは主観が入る部分が大きいため、甘く評価される球団と辛く評価される球団が出てしまう。

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