キャンプ地には危険がいっぱい メジャー“グルーピー事情”
メジャーリーグには裏文化が存在する。
その代表的なものにベースボール・アニー(野球グルーピーの女性)の存在がある。彼女たちが最も活発な動きを見せるのはキャンプ期間中である。ひいきチームの選手たちが1カ月半も一つの町に居続けて特定のレストランやバーに現れるため、そこに網を張っていれば知り合う機会がたくさんあるからだ。
これまでキャンプ地でベースボール・アニーの誘惑に負けて大恥をさらした選手は何人もいる。
通算354勝の大投手ロジャー・クレメンスは28歳のとき、フロリダのキャンプ地にあるカラオケ店でミンディ・マクリーディという名の16歳の美しいベースボール・アニーと出会って愛人関係になり、彼女が人気カントリーシンガーになったあとも関係が続いた。後に精神を病んだ彼女がクレメンスとの性的関係をゴシップメディアに洗いざらい告白。クレメンスは不倫を認めて、家族とファンに謝罪する羽目になった。
殿堂入りしたレッドソックスの安打製造機ウェイド・ボッグスもフロリダのキャンプ地で出会ったマーゴ・アダムズという年増のベースボール・アニーを愛人にして、変態じみた行為を彼女に強制して楽しんでいたが、関係が冷えたあと、彼女がペントハウス誌でボッグスの異常な性癖をしゃべったため大恥をさらすことになった。